Windowsで超簡単にGitを使う方法 (共有フォルダに中央リポジトリを作る)
GitHubはソースが公開されてしまうので避けたい。
Windowsのローカルネットワーク内だけで使えればいい。
サーバもSSHもなしで、とにかく簡単に複数人でGitを使う方法。
結論を言えば、Windowsの共有フォルダに中央リポジトリを作る。ただそれだけの話。
でも(GitExtensionsに?)クセがあって、pushやpullをする段階でかなりハマってしまった。
<環境>
同じネットワーク内のWinXPが2台(PC-1,PC-2)。別途サーバなどはなし。
GitクライアントにはGit Extensions(無料)を利用。
<事前準備>
PC-1,PC-2の両方にGit Extensionsをインストール。mSysGitも一緒にインストールされるはず。
PC-1にWindowsの共有フォルダを作る。(例)C:\public
<手順>
★中央リポジトリと個人リポジトリを作る
まずはPC-1で作業。
- GitExtensionsを起動。
- 画面左上の「一般」またはメニューバーの「Gitコマンド」から「リポジトリの作成」を開く。
- ディレクトリは共有フォルダ配下を設定。(C:\public\repo.git*1)
- リポジトリの種類は「Working dirを持たないCentralリポジトリ」を選んで「作成」を押す。
⇒これで中央リポジトリの完成。
- メニューバーの「Gitコマンド」から「リポジトリのClone」を開く。
- クローンするリポジトリは先ほどの中央リポジトリ(C:\public\repo.git)、クローン先やサブディレクトリは適当に。
リポジトリの種類で「個人リポジトリ」を選び「クローン」を押す。
⇒これでPC-1の個人リポジトリも完成。
次にPC-2で作業。
- GitExtensionsを起動。
- メニューバーの「Gitコマンド」から「リポジトリのClone」を開く。
- クローンするリポジトリはPC-1の中央リポジトリ(\\PC-1\public\repo.git)
あとはPC-1の時と同じ。「個人リポジトリ」を選び「クローン」を押す。
⇒これでPC-2の個人リポジトリも完成。
★中央リポジトリにpushする(pullも同じ)
- メニューバーの「Gitコマンド」から「push(またはpull)」を開く。
- 反映先(pullの場合は取得元)に中央リポジトリを選んで、「push(またはpull)」する。
このとき、PC-1の場合は反映先に「リモート」を選んで「origin」(C:\public\repo.gitになってるはず)でOK。
しかし、PC-2の場合は「URL」を選んで「\\PC-1\public\repo.git」とすること。
originが「\\PC-1\public\repo.git」となっていても、リモートを選んでpushしたら失敗する。
また、2回目以降の場合、URLを選ぶと「git://PC-1/repo.git」と表示されるが、これを使うと失敗する*2。
毎回設定しなおすのは面倒であるが「\\PC-1\public\repo.git」とすること。
・・・なぜこうなるのか、理由はわかりません。
知っている人がいたら教えてください。